先日東京メトロが近年稀に見る巨大IPOだとして人気を博しました。そもそもIPOとは何か?なぜ東京メトロのIPOが人気となっていたのか?
IPOの意味と仕組みを東京メトロを例にしながら紐解きます。
この記事を読むと株式のIPOについて詳しくなります。
IPOの意味と仕組み
まずIPOとは「Initial Public Offering」という英単語から着ている言葉で、日本語では新規公開株式と言われています。今まで上場していなかった会社が証券株式市場へ上場し誰でも自由にその会社の株を購入する事が出来るようにするのがIPOです。
IPO株投資は上場する前に投資家へ「株を買う権利」を抽選で配っており、上場後一番最初につく初値で株を売ることで利益を見込める投資スタイルです。
上場前に買い、上場後にすぐ売るという作業を行うことで利益が見込めます。
IPO投資のメリット
IPO投資では未公開株の様なリスクが低く、それなりに大きな会社で上場すでに予定されている会社の株を一足先に購入する事が出来ます。信用のある証券会社によって抽選が行われ、抽選に当たれば一足先に株を購入する事ができ、上場日に売る事で利益が見込めます。
IPO投資のデメリット
IPO銘柄は抽選に当選しないと購入出来ません。人気な銘柄は当選確率が低く、購入したい銘柄があっても購入出来ないケースもとても多いので注意が必要です。
また公募価格より株価が下がる可能性もあり、上場後業績が伸びずに失敗するいケースもあります。また大口株主が株式を売るタイミングで一気に株価が下がる事もあるので、抽選に当選した後も売却のタイミングをしっかりと見計らう必要があります。
東京メトロのIPO
東京メトロこと東京地下鉄(9023)は2024年10月にIPOを行いました。近年稀に見る巨大IPOで、公募前の仮条件は1100円から1200円、公募価格は1200円となりました。初値の予想は1250円から1450円となっているため、上場したら利益が見込めます。
上場日は10月23日となっています。
東京メトロは2004年に法人設立、IPOまでは大株主は政府と東京都となっていました。
その割合は日本政府が53.4%。東京都が46.6%となっています。IPOが実施される事で誰でも購入する事が出来るようになり、IPOの抽選に外れてしまっても上場後には普通に購入が可能になります。
まとめ
IPO株投資は上場する前に投資家へ「株を買う権利」を抽選で配っており、上場後一番最初につく初値で株を売ることで利益を見込める投資スタイルです。
抽選に当選すれば事前に割安価格で買うことができ、上場後に売ることで利益が見込めます。しかし必ず価格が上昇するとも限らず、価格が公募価格より下がる可能もあります。また人気のIPOは当選確率が低い事もデメリットの一つです。
IPO投資を検討されている方はIPOについてのメリット・デメリットをしっかりと理解し、上場のスケジュールを把握して予約をしてみてください。
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