REITの仕組み
REIT(リート)とは投資家から集めた資金で不動産への投資を行うスキームで、「不動産投資信託」とも呼ばれえいます。
REITを購入する事で間接的に不動産のオーナーになる事ができ、少額から始められるのが特徴です。
REITは通常の不動産投資と比べ以下の点が優れています。
- 少額から始められる
- 様々な物件に分散的に投資
- 物件の維持管理が不要
- 換金性が高い
証券市場で売買が可能となっており、通常の投資信託商品のように購入でき、また売るときも簡単に売却が可能です。
不動産の専門的な知識も必要とせず、自分がやるのはどのREITが良いかを選ぶのみ。不動産投資をしたことが無くてもすぐに始めることが出来ると注目されています。
REITは「やめとけ」と言われる理由
REITと検索するとサジェストで「やめとけ」と検索されています。
REITとには以下のデメリットがあります。
- 元本割れのリスク
- 分配金が減るリスク
これらのデメリットに関してはどの投資商品にも共通するデメリットです。元本保証の投資商品はほぼ無く、REITも元本保証や利益が確実に保証されているものではありません。
節税のメリットが無いというのも一つのデメリットです。現物を購入する不動産投資の場合は一定の控除を受けたり損失を繰り越す事が可能ですがREITは分配金の受取というシステムの為、20.315%課税されます。
NISAを活用する事で一定額まで非課税になりますが、限定的となっています。
日本版J-REITのオススメ銘柄
アドバンス・レジデンス投資法人
アドバンス・レジデンス投資法人は東京都内の賃貸住宅に特化している巨大REITです。スポンサーは伊藤忠グループとなっていて、その安定性も高い。都内への賃貸マンションへの投資比率が7割となっています。
高級賃貸マンションを多数所有しています。利回りは約3.5%、REITの中では低利回りとなっていますが住宅REITの為景気に左右されにくく、また円建てのREITとなっているので為替にも左右されません。
安定的で長期的なキャッシュフローを目指す方におすすめのREITとなっています。
いちごホテルリート
インバウンドで需要が高まっているホテルを重点的に保有している投資法人。ホテルREITとなっている為配当が高く、現在分配金利回りは8.9%となっています。
しかしホテルREITは景気に左右されやすく、インバウンド需要が低迷した場合の空室のリスクやインフレが進行し旅行需要が落ちた場合などには影響を受けやすいです。
REITはポートフォリオの1割未満
REITは景気に左右されやすい金融商品の一つです。また安定的な配当の反面、日銀が利上げした場合の金利の支払い、円高時の低迷など注意が必要です。
REITは株価が下がると配当が上がる傾向があります。日経平均株価の下落も囁かれている中、一気に購入するのではなく下がりだしたら分割的に購入しているのも一つの手法です。
一気に購入するのではなく、分割的に購入する事で平均購入単価を低くする事が可能になります。出来るだけ安く買うというのは鉄則です。
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