【インデックス投資】新NISA対応の投資信託人気ランキング

新NISAが始まり、将来的な資産形成が注目される中、特に人気となっているのが「投資信託」です。この記事ではそんな投資信託について解説していきます。

投資信託とは何か?
投資信託を始めたい!
証券口座開設したけど何から始めればいいか分からない。

そんな方におすすめの情報となっています。

目次

そもそも投資信託とは何?

「投資信託」別名「投信」とは投資家から集めた資金、お金をまとめて、専門家が株式や債券に投資する商品です。

投資信託のメリットとして特に以下の3点が挙げられます。

  • 気軽に始められる
  • 知識が無くても始められる
  • 分散投資が出来てリスクを減らせる

今まで投資をしたことが無い方、専門知識が無い方でも気軽に始められて大きな失敗をしにくいという事から人気を集めています。

デメリットとしては以下の2点が挙げられます。

  • 一攫千金は狙えない
  • 手数料がかかる

長期期間保有しておく「放置スタイル」の投資に向いている商品となっています。その為、短期的な利益やすぐに手元にお金が欲しいという方には向いていません。

投資信託の仕組み

投資信託はその名前から想像できるように、大きな資産運用会社や証券会社に「投資」を「託す」という金融商品です。投資信託では特定の会社に投資をしているのではなく、あなたの代わりに運用会社が国内外の株式や債券などを購入しています。

投資信託の中身は公開されていて、様々な株式や債券が入っています。代表的な物では三菱UFJのeMAXIS Slim米国株式S&P500などがあり、この場合はアメリカの500の企業の株式に対してちょとづつ投資をしています。500の企業に均等に投資しているのではなく、特に大企業や勢いのある企業などに大きく投資をし、これからが期待されている企業に少額を投資する事でバランスを取っています。

実際にどの国のどの企業に投資をしているかは説明書「目論見書」で確認する事が出来ます。飛ばしがちな目論見書ですが、自分がその投資信託を通じてその会社の株を買うことになるのかが書かれているので、しっかり確認する事を推奨します。

投資信託は初心者におすすめ

投資信託は投資初心者におすすめの商品となっています。NISAや積立NISA、iDeCoなどのプログラムを通して購入する事ができ、NISAを通して購入した場合は配当や分配金、売却益は非課税となります。

投資信託のメリット

投資信託は大きくコケづらい、というのが一番のメリットです。最初にしっかりとした投資信託を選び購入すれば後は放置でOK。実際の運用はプロに任せることが出来るので、大きな失敗が起きにくいです。

また分散投資を少額からすることが出来るのも魅力。例えば10万円手元にあったとして、10万円全てをA社に投資して、A社の業績が悪化し株価が下落した場合は大きな損失を被ることになります。

しかし、手元の10万円をA社とB社に5万円づつ投資していた場合、A社の株価が下がったとしてもB社に投資した5万円は下落の影響を受けていないので被害を最小限に抑えることが出来ます。

これを2社では無く、もっと沢山の会社に分散しているのが投資信託です。

投資信託のデメリット

リスクを最小限に抑えることが出来る投資信託ですが、デメリットもあります。投資信託は「複数の企業に分散して投資している」という事が分かったと思いますが、その分一攫千金は難しいです。

100万円を100社に1万円づつ投資していると想像してください。内99社は一般的な株価水準でしたが、1社だけ新しい発明をし、売上アップ。株価が10倍になりました。その場合、1万円が10倍になり10万円になります。

しかし100万円を分散していたので最終的に手元にあるのは110万円分の株式です。これを100万円全額投資していたら1000万円になっていました。

ただ名前も聞いたこと無いベンチャー企業に100万円投資するのは無謀です。殆どの場合は失敗します。その為「分散投資」をする投資信託は「リスクを下げなら長期的に資産を形成していく」というスタイルの金融商品として注目されていますが、一攫千金には向いていません。

2024年投資信託人気ランキング

こちらが2024年10月11日現在の投資信託の人気ランキングとその詳細です。実際あなたが注文される時には状況が変わっている場合があるので、しっかりと購入前に確認してください。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

運用会社:三菱UFJ信託銀行
分類:国際株式・グローバル株式型
信託期間:無期限
管理費用:0.05775%以内

期間3ヶ月6ヶ月1年3年5年
リターン-5.78%3.39%25.74%17.03%18.74%
標準偏差9.6512.0612.9314.3015.92
シャープレシオ-0.620.271.991.191.18
minkabu引用

上位銘柄10位

  1. MICROSOFT CORP アメリカ 3.9%
  2. APPLE INC アメリカ 3.8%
  3. NVIDIA CORP アメリカ 3.7%
  4. AMAZON.COM INC アメリカ 2.2%
  5. META PLATFORMS INC-CLASS A アメリカ 1.4%
  6. ALPHABET INC-CL A アメリカ 1.4%
  7. ALPHABET INC-CL C アメリカ 1.2%
  8. ELI LILLY & CO アメリカ 0.9%
  9. TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC 台湾 0.9%
  10. BROADCOM INC アメリカ 0.8%

国別配分

  1. アメリカ 61.6%
  2. その他 15.2%
  3. 日本 5.3%
  4. イギリス 3.5%
  5. フランス 2.7%
  6. カナダ 2.6%
  7. スイス 2.1%
  8. ドイツ 1.9%
  9. インド 1.8%
  10. その他 3.3%

公式ウェブサイト:https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253425.html

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

運用会社:三菱UFJ信託銀行
分類:国際株式・北米株式型
信託期間:無期限
管理費用:0.05775%以内

期間3ヶ月6ヶ月1年3年5年
リターン-7.01%3.51%28.87%20.37%22.29%
標準偏差10.3914.6214.7216.4916.95
シャープレシオ-0.690.231.961.241.32
minkabu引用

上位10銘柄

  1. APPLE INC 7%
  2. MICROSOFT CORP 6.4%
  3. NVIDIA CORP 6.0%
  4. AMAZON.COM INC 3.5%
  5. META PLATFORMS INC CLASS A 2.5%
  6. ALPHABET INC CL-A 2.5%
  7. BERKSHIRE HATHAWAY INC CL-B 1.7%
  8. BROADCOM INC 1.6%
  9. ALPHABET INC CL-C 1.6%
  10. TESLA INC 1.5%

公式サイト:https://emaxis.am.mufg.jp/fund/253266.html

アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)

運用会社:アライアンス・バーンスタイン株式会社
分類:国際株式・北米株式型
信託期限:2044/06/15
管理費用:購入時3.3%上限・純資産総額に対して年率1.727%以内

期間3ヶ月6ヶ月1年3年5年
リターン-11.42%-0.50%28.93%16.52%22.61%
標準偏差17.3720.3118.8517.6617.06
シャープレシオ-0.67-0.031.530.881.28
minkabu引用

上位10銘柄

  1. MICROSOFT CORP 8.4%
  2. AMAZON.COM INC 6.4%
  3. NVIDIA CORP 6.0%
  4. META PLATFORMS INC CLASS A 5.0%
  5. ALPHABET INC CL-A 4.5%
  6. VISA INC 4.4%
  7. COSTCO WHOLESALE CORP 3.3%
  8. VERTEX PHARMACEURICALS INC 3.2%
  9. ELI LILLY & CO 3.1%
  10. NETFLIX INC 3.1%

公式ウェブサイト:https://www.alliancebernstein.co.jp/retail/5257.html

インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(世界のベスト)

運用会社:イベンスコ・アセット・マネジメント株式会社
分類:国際株式・グローバル株式型
信託期限:無期限
管理費用:購入時3.3%上限・純資産総額に対して年率1.73%以内

期間3ヶ月6ヶ月1年3年5年
リターン-2.16%6.01%27.24%21.83%17.52%
標準偏差7.588.1011.0713.9018.54
シャープレシオ-0.310.732.461.570.95
minkabu引用

上位10銘柄

  1. 3i Group イギリス 5.2%
  2. MICROSOFT CORP アメリカ 5.0%
  3. UNITED HEALTH GROUP アメリカ 4.5%
  4. TEXAS INSTRUMENTS INCORPORATED アメリカ 3.7%
  5. ROLLS ROYCE HOLDINGS イギリス 3.7%
  6. UNION PACIFIC CORP アメリカ 3.6%
  7. INTERCONTINENTAL EXCHANGE INC アメリカ 3.1%
  8. COCA-COLA EUROPACIFIC PARTNERS オランダ 3.1%
  9. AZELIS GROUP ベルギー 3.0%
  10. LONDON STOCK EXCHANGE GROUP PLC イギリス 3.0%

公式ウェブサイト:https://www.invesco.com/jp/ja/individual-investor/funds/detail/312901.html

HSBCインド・インフラ株式オープン

運用会社:HSBCアセットマネジメント株式会社
分類:国際株式・アジア・オセアニア株式型
信託期限:無期限
管理費用:購入時3.85%上限・純資産総額に対して年率2.09%以内

期間3ヶ月6ヶ月1年3年5年
リターン-6.64%15.40%43.99%32.90%29.60%
標準偏差8.8518.2116.0717.6026.15
シャープレシオ-0.740.842.731.871.13
minkabu引用

上位10銘柄

  1. LARSEN & TOUBRO LIMITED 9.4%
  2. RELIANCE INDUSTRIES LIMITED 8.0%
  3. DLF LIMITED 4.5%
  4. POWER FINANCE CORP LIMITED 3.8%
  5. OIL AND NATURAL GAS CORP 3.8%
  6. REC LIMITED 3.6%
  7. BHARTI AIRTEL LIMITED 3.5%
  8. NTPC 3.4%
  9. APOLLO HOSPITALS ENTERPRISE LIMITED 2.9%
  10. ULTRATECH CEMENT LIMITED 2.7%

公式ウェブサイト:https://www.assetmanagement.hsbc.co.jp/ja/individual-investor/funds/indiainfra

投資信託は「長期保有」が鍵。

投資信託への投資は「長期保有」が鍵となります。購入する投資信託を選択し、設定したらあとは放置!上がっているか下がっているか気になっても気にしないのが最善策。ログインパスワードを忘れていた人が最終的に一番利益を得ているという例え話もあるくらいです。

その根拠として以下はS&P500の長期のチャートです。

tradingview引用

2018年以降のみを抜粋していますが、2021年からのコロナショックがよく伺えます。コロナショックの下落トレンドは2023年まで続き、2021年のピークの値段に戻すまでに約2年かかっています。

ここで一番やってはいけないことは「売る」事。株式相場は超長期で見れば上がり続けています。その為「下がったから売る」のではなく、耐えて購入していき平均取得価格を下げる事。

インデックス投資の場合は特に「損切り」より「耐え凌ぎ積立を続ける」事が重要と言われています。

引退後の資産や長期的な資産形成を目的とした投資信託は自分で知識を入れる必要が比較的少なく、低いハードルで始めることができます。もちろん投資なので「絶対に儲かる」という事はありません。ただ今まで市場は超長期で見れば上昇を続けきた、中期的にマイナスの相場もあるけど超長期で見れば価格は戻っているという事は過去のデータから取れる事実です。

生活資金に関係の無い余裕資金を用意して、NISAなどの優遇制度を利用しながら初めて見てください。投資信託は投資をこれから始める方、今まで投資をやっていなかったが興味がある方におすすめの金融商品です。

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